ハズレ無し 長崎のガタ釣り(前編)

H22年1月6日 樺島沖

 Iさんの持ち船で、樺島沖65mダチのイトヨリ狙いに。途中、右手に軍艦島を見る。長崎港からのツアーは大人気で、予約なしでは乗れないらしい。

 この日の天気予報は、北東の風1m。沖に出ると、結構波立っている。釣り場は、航程4~50分ほどの、樺島沖70mダチ。いつもの様に、Iさんに初物が来て、あとはポツリポツリの釣り。イトヨリ狙いだが、型のいいアラカブ(カサゴ)が、結構混じるのが嬉しい。釣りたては、煮魚にすると、味よし、ポクポクした食感よしで、最高だ。人によってバラつきがあったが、私はイトヨリ25~30cmを10尾前後の釣果。他にアラカブ、ウマヅラハギ、ナベタなどが混じった。

 Iさんと私の釣果


H23年10月10日 樺島沖

 Iさん(兄)は相変わらず見せてくれます。レンコダイの一荷。

 T先生には大きなエソ

 私は、初めてサンマの短冊を餌にしてみた。イトヨリ、レンコ、キンプク・・・何でもOKのようです。ちなみに、サンマ2尾分で、終日釣ることができた。

 I(弟)さんは、良型のイトヨリの一荷です。船のオーナーだけに、このご兄弟には、いつもかないません

 I(兄)さんの分と私の分を合わせた釣果


平成24年5月19日 野母崎半島沖

 イトヨリ

 レンコダイ(キダイ)

 アオナ

 五月の連休は他の予定が入っていてお誘いをパスしたが、その日は随分と釣れたらしい。船中、10キロ超のヒラメ(?)や大アマダイが上がったとか。 釣り場までは長崎港から17~18ノットの船足で1時間半。途中まで進行方向左側に見えていた野母半島が徐々に薄く小さくなり、やがて見えなくなるとポイントに到着だ。

 水深は90m前後。海底はいわゆる潟(ガタ)で、水中アンカーを引きずって長時間船を流し放しにして釣るのだが、この海域はかなり広いガタが広がっているようだ。どこまで流されても水深はほとんど変わらない。  

 同乗者は片舷3名の計6人。うち二人は新顔。訊けばこの船に乗るのは3度目だとか。前は自前で船を持っていて、五島の向こう側まで遠征したことがあるという。長崎の人々は車の免許を持つように船の免許を持っている。

 前回大アマダイが釣れたポイントから始める。いきなりトモの同乗者に良型のイトヨリが来た。私にもアタリがあったが針掛かりせず。しょっぱなから嫌な雰囲気だ。他の人にもどんどん当たり始める。レンコとイトヨリの交じりだ。ミヨシのベテラン氏はレンコ、レンコ、イトヨリ、イトヨリの4連釣り。7本バリの胴付仕掛けで、中錘を付けている。これは、仕掛けを這わせるようにして海底ぎりぎりを狙うためだ。

 それにしても、潮が速い。私にも待望の針掛かりで、ガクガクと首を振るような強い当たりが手巻きリールのハンドルに伝わってくる。と、船が風に押されて道糸が引っ張られたのと敵さんが大きく引き込んだのとが同時で、ふわっと軽くなり、痛恨のバラし。仕掛けを見たら、ヨリ戻しに連結した幹糸が結び目の近くで見事に切れていた。

 ポイントは狭いらしい。今日のように潮が速く流れる時は一気に流されてポイントを外れてしまうらしい。船長の移動の合図で、場所替えだ。  また、しばらく南に走って入れ直しだ。こちらも水深は90m前後。私は天秤仕掛けに、ご当地で獲れる冷凍エビを餌にしたが、ベテラン氏はオキアミを併用している。ここでも、彼は好調で、2尾掛け、3尾掛けを連チャン。どうも、今日はオキアミ餌に分があるようだ。 

 私の隣はエソの入れ食いだ。大きいのは30セン以上もある。これの蒲鉾は最高だという。しばらく中弛みが続く。船中思い出したころにイトヨリ、レンコが上がってくる。

 一時だが、私に連釣の時間が回ってきた。もっとも気分のいい時間だ。これもイトヨリ、イトヨリ、レンコの3尾で終わってしまう。本日のクライマックスはアオナ。小さなモゾモゾが2、3度続き、竿をあおると確かな手ごたえ。タイのような垂直な引きも結構強烈だ。ハリスを手繰りあげると、草色っぽい獲物が見えてきた。これは、ご当地の人がアコウとともに珍重するハタ科のアオナ。

 帰港間際にミヨシの二人だけが入れ食いとなり、他は指を咥えて見ている状況が続き納竿。私はイトヨリ3尾、レンコ2尾、アオナ1尾の貧果だった。

 神奈川の三浦半島でやったアマダイ釣りの仕掛け、釣り方で挑戦したが、次からは現地のやり方に変えようかと思っている。

2023年01月15日